カッティングステッカーの貼り方指南は、YouTubeなどでたくさん見かけますが、いやぁ〜違いますよ〜ってなのをたくさん見かけます。正しく、そして失敗せず貼れる手順をご説明いたします。
カッティングステッカーは、透明なフィルム(リタックフィルム・アプリケーションフィルムとも呼びます。以後リタックと呼称します)にステッカーを移転させた後、目的の場所にステッカーを貼るという手順を踏みます。その手順で最も大切な作業が、リタックへの完全移転です。
まず初めに表面を、施工専用のヘラ(スキージといいます→こちらで販売)で、よく擦ります。これは、リタック側へステッカーを移転させるためです。
画像のステッカーは、ヨコ幅45cmとやや大きめです。これをプラボードに貼ってみましょう。なお、1mを越えるような大型の場合は、この手順とは異なります。
ここからが大事です!
ステッカーを裏返し、台紙をゆっくり剥がします。このとき、最後まで剥がさず、半分まで来たら台紙を戻します。
この段階で、台紙からステッカーが剥がれない場合(低温の時や固着している時など)は、ドライヤーを使い、裏側から軽く熱を当てて、人肌くらいに温めます。
向きを反転させ、台紙を半分まで剥がします。半分まで来たら、台紙は戻します。サイズが小さな場合は、台紙を剥がしきって、貼り付けてもよいのですが、ある程度の大きさがある場合は、この手順を必ず守って下さい。
ステッカーを貼る位置を決めたらテープで固定します。テープの貼り付け場所は、ステッカーの形状やサイズ、デザインにより任意の場所で構いません。画像のような長方形であれば、端部がよいのですが、利き腕側にするのも重要です。左利きの人は、左端部がよいでしょう。
テープで固定された状態でステッカーを裏返し、台紙を取り去ります。台紙を剥がす時は一応ゆっくり行いましょう。
なお、STEP2で、すで台紙を剥がしているので、この作業は楽にできます。STEP2を行っていない場合は、この手順は難儀したり失敗することもあります。
リタックの端を掴み、ステッカーを一気に貼ります。ゴシゴシ擦ったりするのは厳禁です。リタックの端を掴んだら、まずは垂直に全体を持ち上げます。その状態で、ヘラや固いタオルなどでステッカーを押しつけながらスライドさせます。
この手順で重要なのはエアを噛まないことです。そのために、一気にスライドさせながら貼り付けます。速度は秒速10cm程度でしょう。
最後にリタックフィルムを除去しますが、ステッカーがきちんと貼れている確証は無いので、水平にゆっくりと剥がします。秒速1〜2cmくらいにゆっくりです。
リタックフィルムを除去したら施工完了です!もしも、エア噛みがあった場合は、膨らんだ部分に針を刺してエアを抜いてください。
施工時の気温が大事です
気温が10℃以下の場合は、ステッカーの糊が本来の強度がでず上手く貼れません。施工は止めましょう。また、30℃以上の場合も失敗率が高くなります。車のボディなどが高温となっており、ステッカー本体が熱で異常収縮し施工に失敗します。
車のガラスは要注意
車のガラスにレインXやガラコなどの雨滴弾き剤を塗っている場合は、100%ステッカーは貼れません。仮になんとか貼れてもすぐに剥落します。前処理剤などを使い、雨滴弾き剤を除去してから貼り付けて下さい。なお、ボディ用のWAXやコーティング剤に関しては、おおむね問題なく貼れるようですが、事前にテストをすることをお薦めします。
水貼りでの注意事項
大きなステッカーを貼る際、エア噛みを防止するために霧吹きを使った水貼りをすると失敗が少なくなりますが、「霧吹きに洗剤を少し入れるように」という記述を見かけます。これは間違いです。洗剤を入れて水貼りするのは、自動車ガラスなどにスモークフィルムなどの一枚物を貼る場合の施工法です。カッティングステッカーのように、細かな文字などがある場合、洗剤入りの水を使うと細かな部分は貼れません。必ず真水で水貼りを行ってください。
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